2015年 04月 06日
ドイツ式ショートロウで踵編み、これだ! |
ショートロウで編む踵の練習、その三。
その一ではWrap and Turn、その二では Wrap 無しのショートロウに挑戦。
Wrap 無しのショートロウでは、仕上がりに目立つ穴ができないという快挙を成し遂げたが、それでもWrap and Turnと同様に、糸を引き上げて針にかけるという作業に大変苦戦した。
他に何か別の手はないか、と思い、ドイツ式ショートロウの動画を見ていると、どうも糸を拾って針にかけるという作業が全く無いように見受けられる。
糸を拾わなくていいなら、拾った目を落とす可能性がゼロ、ということ。
それこそ不器用者が探している手法ではないか。
そこで、ドイツ式ショートロウをやってみることにする。
何故これが「ドイツ式」と呼ばれるのか、不器用者には全く不明。先日紹介したように、ドイツのeliZZZaさんは、「ドイツ式ショートロウ」ではなくて、「ブーメランかかと」と呼ばれるショートロウの手法がお気に入りだそう。
名前の由来はさておき、不器用者が参考にしたのは、米国テキサス州オースティンにお住まいの VeryPink Knits さんのこの動画「ドイツ式ショートロウを使って、つま先から編む靴下」。
この靴下では、つま先と踵にドイツ式ショートロウを使っているということ。動画ではドイツ式ショートロウの説明はつま先のところでされていて、9分15秒から始まる。
毛糸ピエロ式や、Wrap and Turn等の他のショートロウ同様、かかとは全目数の半分の目を往復編みで編んでいく。残りの目はコード上に休めておく。
1段目、表編みで左の針に乗っている目最後まで編む。
編み地を返し、2段目、まずはじめに、ドイツ式ショートロウ編みをする。
裏目の場合のドイツ式ショートロウ編み(VeryPink Knits さんは、ドイツ式ショートロウ編みを省略してGSRと呼んでいらっしゃる)のやり方は、動画9分55秒から10分15秒の間に示されている。
そのまま、裏編みを段の最後まで続ける。
編み地を返し、3段目。ここでもまた、はじめにドイツ式ショートロウ編みをする。
表目の場合のドイツ式ショートロウ編みのやり方は、10分44秒から11分07秒辺りまで。
そのまま表編みを続け、段の最後に一目あるドイツ式ショートロウ編み目(糸が二重の目)の前で終わりにし、編み地を返す。
4段目、まず、裏目のドイツ式ショートロウ編みをする。動画では11秒27分から11秒48分の辺り。段の最後に一目あるドイツ式ショートロウ編み目(糸が二重の目)の前まで裏編みをし、編み地を返す。
5段目、まず表目のドイツ式ショートロウ編み。動画では12分05秒から12分18秒辺り。そのあと、今度は段の最後にドイツ式ショートロウ編み目が二目あるので、その二目の手前まで表編み。編み地を返す。
6段目、裏目のドイツ式ショートロウ編みをして、段の最後にあるドイツ式ショートロウ編み目二目の手前まで裏編み。
奇数段は、まず表目のドイツ式ショートロウ編みをして、段の最後にあるドイツ式ショートロウ編み目の手前まで表編み。
偶数段は、まず裏目のドイツ式ショートロウ編みをして、段の最後にあるドイツ式ショートロウ編み目の手前まで裏編み。
このようにして必要段数編んで行く。
これが前半。
後半は動画の14分05秒から17分50秒の間で説明されている。
毛糸ピエロ式や、Wrap and Turn、あるいはWrap無しショートロウの場合も、後半は糸を拾って針にかけ、編み目を作って行くのであるが、ドイツ式の場合はそれが全く無い。
それだけでなく、作業が至極簡単で、各段とも、段の最後に二重になっているドイツ式ショートロウ目を二目編み、編み地を返し、次の段の始めにドイツ式ショートロウを一目する、というだけ。
今回は不器用者、一回で踵の最後まで編み上げる。
前回と同様一段36目で、針には16目あり、残り16目は休め目。
ドイツ式ショートロウ目は、左右それぞれに6目づつ作った。
しかし、う〜〜〜〜む。。。
一回で編み上がったのはいいが、両端に大きな穴が並んでしまう。。。
ああ、折角不器用者にもできるショートロウ手法に出会ったのに、こんなに穴が目立つ仕上がりとは。。。
だが、ここまであまりにショートロウ編みに苦労して来たので、ここで諦めるのは忍びない。
そこで、思いついたのが、VeryPink Knits さんのドイツ式ショートロウかかと最後の段で、Creativeu5さんがWrap無しショートロウの動画で説明している、「隙間のできない」かかと最終段の編み方を使ってみる、とういこと。
すなわち、表編み段で最後のショートロウ編み目を編んだら、裏面に行かないで、そのかわり、休み目を針に戻して、そのまま輪に表編みを続け、かかと編みの針に戻ったら、最後に残ったショートロウ編み目も表目に編む。
そうしたら、コード側の端は全く穴が見えず、
特に穴の出来やすい針先側の端は、目が緩めとは言え、際立った穴は無い。
とうとう、不器用者にも編めるショートロウ踵編みに出会ったのである。
ドイツ式ショートロウ、プラス、穴を目立たなくする術。
諦めずに我慢していくつも踵ばかり練習してきた甲斐があった。
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その一ではWrap and Turn、その二では Wrap 無しのショートロウに挑戦。
Wrap 無しのショートロウでは、仕上がりに目立つ穴ができないという快挙を成し遂げたが、それでもWrap and Turnと同様に、糸を引き上げて針にかけるという作業に大変苦戦した。
他に何か別の手はないか、と思い、ドイツ式ショートロウの動画を見ていると、どうも糸を拾って針にかけるという作業が全く無いように見受けられる。
糸を拾わなくていいなら、拾った目を落とす可能性がゼロ、ということ。
それこそ不器用者が探している手法ではないか。
そこで、ドイツ式ショートロウをやってみることにする。
何故これが「ドイツ式」と呼ばれるのか、不器用者には全く不明。先日紹介したように、ドイツのeliZZZaさんは、「ドイツ式ショートロウ」ではなくて、「ブーメランかかと」と呼ばれるショートロウの手法がお気に入りだそう。
名前の由来はさておき、不器用者が参考にしたのは、米国テキサス州オースティンにお住まいの VeryPink Knits さんのこの動画「ドイツ式ショートロウを使って、つま先から編む靴下」。
この靴下では、つま先と踵にドイツ式ショートロウを使っているということ。動画ではドイツ式ショートロウの説明はつま先のところでされていて、9分15秒から始まる。
毛糸ピエロ式や、Wrap and Turn等の他のショートロウ同様、かかとは全目数の半分の目を往復編みで編んでいく。残りの目はコード上に休めておく。
1段目、表編みで左の針に乗っている目最後まで編む。
編み地を返し、2段目、まずはじめに、ドイツ式ショートロウ編みをする。
裏目の場合のドイツ式ショートロウ編み(VeryPink Knits さんは、ドイツ式ショートロウ編みを省略してGSRと呼んでいらっしゃる)のやり方は、動画9分55秒から10分15秒の間に示されている。
そのまま、裏編みを段の最後まで続ける。
編み地を返し、3段目。ここでもまた、はじめにドイツ式ショートロウ編みをする。
表目の場合のドイツ式ショートロウ編みのやり方は、10分44秒から11分07秒辺りまで。
そのまま表編みを続け、段の最後に一目あるドイツ式ショートロウ編み目(糸が二重の目)の前で終わりにし、編み地を返す。
4段目、まず、裏目のドイツ式ショートロウ編みをする。動画では11秒27分から11秒48分の辺り。段の最後に一目あるドイツ式ショートロウ編み目(糸が二重の目)の前まで裏編みをし、編み地を返す。
5段目、まず表目のドイツ式ショートロウ編み。動画では12分05秒から12分18秒辺り。そのあと、今度は段の最後にドイツ式ショートロウ編み目が二目あるので、その二目の手前まで表編み。編み地を返す。
6段目、裏目のドイツ式ショートロウ編みをして、段の最後にあるドイツ式ショートロウ編み目二目の手前まで裏編み。
奇数段は、まず表目のドイツ式ショートロウ編みをして、段の最後にあるドイツ式ショートロウ編み目の手前まで表編み。
偶数段は、まず裏目のドイツ式ショートロウ編みをして、段の最後にあるドイツ式ショートロウ編み目の手前まで裏編み。
このようにして必要段数編んで行く。
これが前半。
後半は動画の14分05秒から17分50秒の間で説明されている。
毛糸ピエロ式や、Wrap and Turn、あるいはWrap無しショートロウの場合も、後半は糸を拾って針にかけ、編み目を作って行くのであるが、ドイツ式の場合はそれが全く無い。
それだけでなく、作業が至極簡単で、各段とも、段の最後に二重になっているドイツ式ショートロウ目を二目編み、編み地を返し、次の段の始めにドイツ式ショートロウを一目する、というだけ。
今回は不器用者、一回で踵の最後まで編み上げる。
前回と同様一段36目で、針には16目あり、残り16目は休め目。
ドイツ式ショートロウ目は、左右それぞれに6目づつ作った。
しかし、う〜〜〜〜む。。。
一回で編み上がったのはいいが、両端に大きな穴が並んでしまう。。。
ああ、折角不器用者にもできるショートロウ手法に出会ったのに、こんなに穴が目立つ仕上がりとは。。。
だが、ここまであまりにショートロウ編みに苦労して来たので、ここで諦めるのは忍びない。
そこで、思いついたのが、VeryPink Knits さんのドイツ式ショートロウかかと最後の段で、Creativeu5さんがWrap無しショートロウの動画で説明している、「隙間のできない」かかと最終段の編み方を使ってみる、とういこと。
すなわち、表編み段で最後のショートロウ編み目を編んだら、裏面に行かないで、そのかわり、休み目を針に戻して、そのまま輪に表編みを続け、かかと編みの針に戻ったら、最後に残ったショートロウ編み目も表目に編む。
そうしたら、コード側の端は全く穴が見えず、
特に穴の出来やすい針先側の端は、目が緩めとは言え、際立った穴は無い。
とうとう、不器用者にも編めるショートロウ踵編みに出会ったのである。
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by bkyo
| 2015-04-06 01:31
| 靴下・スリッパ