2016年 03月 13日
ラフィアスリッパ本体編み方、出だし |
先日、本体が片方だけできたSophie and Me のラフィアのスリッパ。
もう片方を編みながら、編み方のさわりを紹介してみようと思う。
以前編んだ不器用者のスリッパ(編み方はここを参照)と基本的には同じ工程で、つま先からぐるぐると円に編み、途中から往復編みで履き口部分からかかと、最後に履き口の周りを縁編み。
大きく違う点は、次の三つ。
*不器用者版はつま先を円から始めるが、ラフィアのスリッパは楕円から始める。
*不器用者版はつま先からかかとまで一気に編むが、ラフィアのスリッパはつま先部分が終わって往復編みに入る前に一度糸を切る。
*かかとの編み方はラフィアのスリッパの方が簡単。
不器用者が使用しているのは毛糸Zakkaストアーズから購入したRaffia の色番74で、これを3.5ミリサイズのかぎ針で編んでいる。
ラフィアのスリッパ、つま先は楕円から始める。よくバッグの底などに使われる編み方で、鎖編みの作り目の両側に細編みを入れる手法。
師匠*mati*さんも、よくこの手法で靴下のつま先を編んでいらっしゃる。最近では例えばこのレース編み風靴下。
作り目は、奇数目鎖編みをする。今回は7目。
一段め。立ち上がりの鎖を一目編み、細編みを6目。細編み6目めを入れた鎖にさらに細編みを3目入れ、編み地を返して、今編んできた方向を戻る形で、作り目の鎖それぞれにまた細編みを一目づつ、全部で7目入れる。最後の鎖目には細編みをさらに3目入れ、続けて立ち上がりの鎖に引き抜く。これで一段め終わり。一段めには、立ち上がりの鎖を含め、20目出来ているはず。
二段目は、左右両端で二目づつ、計四目、増し目をしていく。まず、立ち上がりの鎖を一目。細編みを6目。前段次の細編み目に細編みを二目入れ、次の目には細編み一目、その次の目には細編みを二目入れる。続けて、前段のそれぞれの目に細編みを一目づつ、つまり7目入れる。次の目には細編みを二目、その次の目には細編み一目、前段最後の目には細編み二目。二段目は、立ち上がりの鎖目を含めて、24目できているはず。
三段目は増し目無しで、前段一目づつに細編みを一目入れる。
四段目はまた左右両端で二目づつ、計四目増し目。立ち上がりの鎖目を含めて、28目できる。
五段目は増し目無しで、前段一目づつに細編みを一目入れる。
という風に、偶数段で左右両端で二目づつ増し目、奇数段では増し目無し、と交互に繰り返し、9段目まで編む。10段目は偶数段だが、増し目無し。サイズを若干大きくしかたったらまた両端で増し目しても良い。
ここまでの編み図。久しぶりに編み図描いてみた。
編み図の上の側が底になり、下の側が甲になる。
底側の中心の目、甲側の中心の目、そして左右の水平線状の目にクリップを入れておくと、現在の目の位置が確認しやすく、間違えにくい。編み図では赤い色のついている目がこの四等分の地点。
クリップとクリップの間はそれぞれ8目。
増し目をする場合は、この左右両端の赤い目の前後で増し目をする訳である。
こんな風になる。
次に長編みと鎖編みの模様編みを始める。
模様編み一段目は、細編みと鎖編みで模様の土台を作る。
底側は細編みで、甲側は細編みと鎖編みを交互にする。
立ち上がりの鎖のあと、細編みを10目。続いて宙に鎖を一目。前段の細編み目を一目おいて、次の目に筋編みの細編み一目。また鎖一目、前段の目を一目おいて、次の目に筋編みの細編み一目。鎖一目、筋編みの細編み一目を計10回繰り返し、続いて鎖一目、そのあとは前段一目おいて、普通の細編み一目、続けて細編み三目。立ち上がりの鎖に引き抜く。
模様編み二段目から長編み。立ち上がりの鎖三目、続いて長編みを9目。宙に鎖一目。前段の鎖目を束で拾い、長編み一目。宙に鎖目一目、前段の鎖に長編み一目、を11回繰り返し、続いて長編み4目を前段の細編み目に入れる。立ち上がりの鎖三目めに引き抜く。
模様編み三段目。立ち上がりの鎖三目。長編み10目。鎖編みと長編みの繰り返しを11回。長編み3目。引き抜き編み。
二段目と三段目を繰り返し、7段目まで編む。
長編み目が続く部分が底側。
長編みと鎖の格子模様部分が甲側。
模様編み部分の編み図。
最後の引き抜き編みのあと、糸を切る。
次から往復編みなのであるが、甲の中心のすぐ左にある鎖目、上の編み図で言えば、7段目左の方にある赤い鎖目の次(左)にある黒い鎖に糸をかけて編み始める。
ここから先は、簡単でかわいいかかとも含めて、Etsy のお店Sophie and MeでUS$5.73で販売されている編み方レシピをご覧下さい。
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もう片方を編みながら、編み方のさわりを紹介してみようと思う。
以前編んだ不器用者のスリッパ(編み方はここを参照)と基本的には同じ工程で、つま先からぐるぐると円に編み、途中から往復編みで履き口部分からかかと、最後に履き口の周りを縁編み。
大きく違う点は、次の三つ。
*不器用者版はつま先を円から始めるが、ラフィアのスリッパは楕円から始める。
*不器用者版はつま先からかかとまで一気に編むが、ラフィアのスリッパはつま先部分が終わって往復編みに入る前に一度糸を切る。
*かかとの編み方はラフィアのスリッパの方が簡単。
不器用者が使用しているのは毛糸Zakkaストアーズから購入したRaffia の色番74で、これを3.5ミリサイズのかぎ針で編んでいる。
ラフィアのスリッパ、つま先は楕円から始める。よくバッグの底などに使われる編み方で、鎖編みの作り目の両側に細編みを入れる手法。
師匠*mati*さんも、よくこの手法で靴下のつま先を編んでいらっしゃる。最近では例えばこのレース編み風靴下。
作り目は、奇数目鎖編みをする。今回は7目。
一段め。立ち上がりの鎖を一目編み、細編みを6目。細編み6目めを入れた鎖にさらに細編みを3目入れ、編み地を返して、今編んできた方向を戻る形で、作り目の鎖それぞれにまた細編みを一目づつ、全部で7目入れる。最後の鎖目には細編みをさらに3目入れ、続けて立ち上がりの鎖に引き抜く。これで一段め終わり。一段めには、立ち上がりの鎖を含め、20目出来ているはず。
二段目は、左右両端で二目づつ、計四目、増し目をしていく。まず、立ち上がりの鎖を一目。細編みを6目。前段次の細編み目に細編みを二目入れ、次の目には細編み一目、その次の目には細編みを二目入れる。続けて、前段のそれぞれの目に細編みを一目づつ、つまり7目入れる。次の目には細編みを二目、その次の目には細編み一目、前段最後の目には細編み二目。二段目は、立ち上がりの鎖目を含めて、24目できているはず。
三段目は増し目無しで、前段一目づつに細編みを一目入れる。
四段目はまた左右両端で二目づつ、計四目増し目。立ち上がりの鎖目を含めて、28目できる。
五段目は増し目無しで、前段一目づつに細編みを一目入れる。
という風に、偶数段で左右両端で二目づつ増し目、奇数段では増し目無し、と交互に繰り返し、9段目まで編む。10段目は偶数段だが、増し目無し。サイズを若干大きくしかたったらまた両端で増し目しても良い。
ここまでの編み図。久しぶりに編み図描いてみた。
編み図の上の側が底になり、下の側が甲になる。
底側の中心の目、甲側の中心の目、そして左右の水平線状の目にクリップを入れておくと、現在の目の位置が確認しやすく、間違えにくい。編み図では赤い色のついている目がこの四等分の地点。
クリップとクリップの間はそれぞれ8目。
増し目をする場合は、この左右両端の赤い目の前後で増し目をする訳である。
こんな風になる。
次に長編みと鎖編みの模様編みを始める。
模様編み一段目は、細編みと鎖編みで模様の土台を作る。
底側は細編みで、甲側は細編みと鎖編みを交互にする。
立ち上がりの鎖のあと、細編みを10目。続いて宙に鎖を一目。前段の細編み目を一目おいて、次の目に筋編みの細編み一目。また鎖一目、前段の目を一目おいて、次の目に筋編みの細編み一目。鎖一目、筋編みの細編み一目を計10回繰り返し、続いて鎖一目、そのあとは前段一目おいて、普通の細編み一目、続けて細編み三目。立ち上がりの鎖に引き抜く。
模様編み二段目から長編み。立ち上がりの鎖三目、続いて長編みを9目。宙に鎖一目。前段の鎖目を束で拾い、長編み一目。宙に鎖目一目、前段の鎖に長編み一目、を11回繰り返し、続いて長編み4目を前段の細編み目に入れる。立ち上がりの鎖三目めに引き抜く。
模様編み三段目。立ち上がりの鎖三目。長編み10目。鎖編みと長編みの繰り返しを11回。長編み3目。引き抜き編み。
二段目と三段目を繰り返し、7段目まで編む。
長編み目が続く部分が底側。
長編みと鎖の格子模様部分が甲側。
模様編み部分の編み図。
最後の引き抜き編みのあと、糸を切る。
次から往復編みなのであるが、甲の中心のすぐ左にある鎖目、上の編み図で言えば、7段目左の方にある赤い鎖目の次(左)にある黒い鎖に糸をかけて編み始める。
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by bkyo
| 2016-03-13 16:22
| 靴下・スリッパ